TOEFLオンライン対策の始め方と講師の選び方|2026年新形式の進め方

TOEFL

アメリカで暮らしていると、進学や受験の準備でTOEFLのスコアが必要になり、オンラインで対策を始めようと考える場面があります。

ただ、TOEFLは2026年1月21日に問題形式とスコアの表示が大きく変わったため、数年前の教材や解説をそのまま使うと、本番と違う練習をしてしまいます。

この記事では、新形式に合わせたTOEFLオンライン対策の始め方、4技能の優先順位、目標スコア別の方針、教材と講師の選び方を1本にまとめました。

ネイティブ講師を選ぶときの見極め方や、現地校に通う中高生と保護者が気をつけたい点も取り上げます。

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TOEFLオンライン対策は、新しい試験の形を知るところから始める

対策を始める前に、2026年1月21日からの試験の形とスコアの見方を押さえておきます。

2026年1月21日からの4セクションの構成

現在のTOEFL iBTは、4つのセクションで構成されています。

セクション 問題の種類(WritingとSpeakingのカッコ内は問題数) 問題数 目安の時間
Reading Complete the Words/Read in Daily Life/Read an Academic Passage 50問 約30分
Listening Listen and Choose a Response/Listen to a Conversation/Listen to an Announcement/Listen to an Academic Talk 47問 約29分
Writing Build a Sentence(10)/Write an Email(1)/Write for an Academic Discussion(1) 12問 約23分
Speaking Listen and Repeat(7)/Take an Interview(4) 11問 約8分

表の時間は説明の時間を含まないもので、ETSは試験全体で約2時間を見込むよう案内しています。

ReadingとListeningは2段階の適応型で、前半の出来によって後半の問題が変わるため、受験者によって時間と問題数が多少変わります。

出典:ETS|TOEFL iBT Test Content

出典:ETS|TOEFL iBT Test: 2026 Update Test Blueprint and Specifications Document

スコアは1〜6の表示になり、移行期間は0〜120も併記される

新形式では、4技能それぞれと総合のスコアが1〜6の0.5刻みで表示され、総合は4技能の平均を0.5単位で丸めた値になります。

ETSは旧スコアの100点を5、90点を4.5、80点を4、70点を3.5に対応させています。

2026年1月以降の2年間はスコアレポートに0〜120の換算スコアも併記されるため、この記事では従来の点数表記も使っています。

出典:ETS|TOEFL iBT Score Scale Update

始める順番は「形式を見る、模試で測る、計画を立てる」

最初にやることは、ETSが無料で公開しているInteractive SampleやFull-Length Practice Testで、実際の画面と問題の流れを体験することです。

1回分を本番と同じ条件で解いてみると、どのセクションで時間が足りないか、どの問題形式で手が止まるかが見えてきます。

そのうえで、出願先が求めるスコアと受験の時期から逆算し、どの技能にどれだけ時間を使うかを決めます。

4技能の特徴と、独学で伸ばしやすい順番

4技能は、独学で伸ばしやすいものと、外からの評価がないと伸びにくいものに分かれます。

Readingは独学で伸ばしやすい

TOEFLのReadingは、単語の穴埋め、日常の短い文章、短めのアカデミックな文章の3種類で構成されています。

答えの根拠が文章の中にあるため、解いたあとに根拠を確かめる復習を続ければ、独学でも着実に伸びます。

2026年1月の改訂で文章は短くなりましたが、約30分で50問に答えるため、1問にかけられる時間は短いです。

全文を丁寧に読む習慣がある人は、設問から必要な情報を探す読み方に切り替える練習が必要です。

Listeningは音と話の流れの両方を鍛える

TOEFLのListeningは、短い発話への応答、会話、学内のアナウンス、アカデミックな講義の4種類で構成されています。

講義は大学の授業に近い内容ですが、以前より短い音声で出題されます。

聞き流すだけでは伸びにくいため、スクリプトで内容を確認し、どこが話の要点だったかを後から確かめる練習を組み合わせます。

Writingは3種類の問題で求められる力が違う

TOEFLのWritingは、語句を並べ替えて文を作るBuild a Sentence、メールを書くWrite an Email、授業の討論に意見を書き込むWrite for an Academic Discussionの3種類です。

Build a Sentenceは、英語の語順と文の構造を正確に理解しているかが問われます。

Write an Emailは、依頼や提案などの目的に沿って、話題からそれずに明確に書けるかが問われます。

Write for an Academic Discussionは、自分の意見と根拠を示しながら、他の参加者の意見にも応答して書けるかが問われます。

構成を先に決めてから書き始めることで、時間内に論旨の通った文章が書けるようになります。

出典:ETS|TOEFL iBT Writing Section

英作文がどう評価されるかは「英検・TOEFL・IELTSで高得点を狙う!英作文の評価基準と具体対策」で詳しく解説しています。

Speakingは答えの型で安定させる

TOEFLのSpeakingは、聞いた文を繰り返すListen and Repeatと、インタビューに答えるTake an Interviewの2種類、合計11問で、すべてマイクに向かって録音する形式です。

Listen and Repeatでは、聞いた文を正確で聞き取りやすい発音で再現できるかが評価されます。

Take an Interviewは自由に話す試験ではなく、問われている内容に答え切る試験です。

答えの型(質問への答え、理由、具体例、まとめ)を固定しておくと、Take an Interviewでは流暢さより構成の正確さでスコアを安定させることができます。

スピーキングの練習の進め方は「TOEFLスピーキング練習オンライン|2026年新形式と独学で崩れやすい点」で詳しく解説しています。

独学とオンライン指導の分け方

4技能すべてをオンライン指導でまかなおうとすると、費用も時間もかかります。

ReadingとListeningは公式問題と復習で独学を進め、自己評価が難しいSpeakingとWritingに外部のフィードバックを入れる組み方が、無理なく続けやすい形です。

費用の考え方は「TOEFL対策オンラインの料金相場と費用対効果の考え方」で詳しく解説しています。

目標スコア別の学習方針

ここでは移行期間中も併記される0〜120の点数で目安を示し、ETSが示す新スコアとの対応もあわせて書いています。

目標スコア60〜70点(70点は新スコアの3.5)

初期は4技能を均等に練習するより、ReadingとListeningで基礎を固めることを優先します。

SpeakingとWritingは、答えの型を覚えることを最初の目標にします。

目標スコア80〜90点(新スコアでは4〜4.5)

ReadingとListeningにある程度のベースがあるなら、SpeakingとWritingの強化に時間を集中させます。

自分では「話せた」と感じていても、質問への答えとして内容が薄かったり、メールの目的からずれていたりすることはよくあります。

この段階では、録音や答案を新形式の問題に詳しい人に見てもらう機会を作ると、伸び悩みを抜けやすくなります。

目標スコア100点以上(新スコアでは5以上)

この段階では、スコアレポートで4技能のうち最も低い技能を確認し、そこに絞って強化します。

公式の模擬試験を本番と同じ条件で繰り返し、時間配分と集中力が最後まで持つかを確かめます。

レッスンの料金や回数の組み方は、コース内容と料金のページで確認できます。

教材の選び方は、公式の模擬試験を軸にする

教材は、本番と同じ形式で作られている公式の問題を軸にするのがいちばん確実です。

公式教材を中心に据える

ETSは、新形式の画面を試せるInteractive Sampleと、本番と同じ構成のFull-Length Practice Testを2回分、無料で公開しています。

採点付きの模擬試験であるTOEFL Practice Onlineや、公式ガイドのOfficial Guide to TOEFL iBT Testも、ETSの公式ストアで販売されています。

出典:ETS|Prepare for the TOEFL iBT Test

改訂前に出版された教材に注意する

2026年1月の改訂で問題形式が変わったため、改訂前に出版された問題集は本番と形式が異なります。

古い教材の単語や読解問題は基礎練習には使えますが、WritingとSpeakingの問題練習には向きません。

解説動画にも改訂前の形式を扱ったものが残っているため、公開日を確認してから使ってください。

Speakingは問題集だけでは練習量が足りなくなりやすいため、声に出して録音し、聞き返す時間を別に確保してください。

試験の2〜3か月前からは公式問題を定期的に解く習慣を作っておくと、仕上げの段階で形式の違いに戸惑わずに済みます。

講師の選び方は、ネイティブかどうかより新形式を教えられるかで決める

オンラインで講師を選ぶときは、英語が話せるかどうかより、新しいTOEFLの問題ごとに何が評価されるかを説明できるかを見ます。

ネイティブ講師が力を発揮する場面

ネイティブ講師が最も力を発揮するのは、英語表現の自然さと発音へのフィードバックです。

TOEFLのSpeakingとWritingでは、場面に合った語彙と文法を使えているかが評価されます。

日本語話者が作りがちな「文法的には正しいが不自然な英文」や、RとL、THなどの発音のくせを直感的に指摘できるのは、ネイティブ講師の強みです。

ネイティブ講師でも足りないケース

一方で、発音を良くすることとTOEFLのスコアを上げることは、必ずしも同じではありません。

発音はスピーキングで見られる力の一部であり、インタビュー問題で内容を答え切る力がなければ全体のスコアは上がりません。

「英語が上手いネイティブ」と「新しいTOEFLの問題形式を指導できるネイティブ」は、別の能力を持った人材です。

問題形式を知らないまま「英語の表現を良くしよう」という方向でフィードバックすると、スコアの低い部分を直せないまま終わります。

「自然な英語に聞こえます」という評価より、「このメールは依頼の目的に対して内容がずれているので点が伸びません」という評価の方が、スコアアップには直結します。

体験レッスンで確認したい3つのこと

体験レッスンや事前の問い合わせでは、次の3つを確認しておくと外れを引きにくくなります。

一つ目は、2026年1月からの問題形式ごとに、何が評価されるかを説明できる講師かどうかです。

二つ目は、改訂後の問題形式を指導した経験があるかどうかです。

旧形式のエッセイやスピーキングの指導だけに慣れている講師は、Listen and RepeatやWrite an Emailといった新しい問題への対応経験が少ないことがあります。

三つ目は、自分が話した英語や書いた答案に対して、良かった点だけでなく、次に直す点を具体的に示してくれるかどうかです。

受講の効果を上げる準備

受講前に「メール問題で目的からずれる」「インタビューで答えが短く終わる」など、自分の課題を具体的に講師に伝えておくと、レッスン時間を有効に使えます。

Writingは、事前に書いたメールや討論への回答を持ち込み、フィードバックをもとに同じ問題で書き直してから次のレッスンに臨むと、改善が定着します。

講師の説明の分かりやすさや相性は、無料体験レッスンで一度確かめてから決めることもできます。

アメリカ在住の中高生と保護者が気をつけたいこと

現地校に通うお子さんは英語に慣れている分、TOEFLならではのつまずき方をすることがあります。

英語に慣れていても、試験の型で点を落とすことがある

日常的に英語を使っていると、Listen and Repeatや会話の聞き取りに抵抗は少ない一方で、時間内に答え切る練習をしていないと点が伸びないことがあります。

Write an Emailのように目的がはっきりした問題では、学校で書き慣れた文章とは別に、依頼や提案の要点を短くまとめる書き方が求められます。

保護者が最初に確認しておきたいこと

保護者が最初に確認しておきたいのは、出願先が求めるスコアと、その提出期限です。

スコアの表示が変わった移行期間なので、出願先の要件が0〜120と1〜6のどちらで書かれているかもあわせて確認してください。

現地の時間でレッスンを組める講師を選ぶ

平日の放課後や週末にレッスンを入れたい場合、日本在住の講師だと時差で時間が合わないことがあります。

アメリカ在住の講師なら、同じ国の時間の中で予定を立てられるため、現地の生活に合わせてレッスンを続けやすくなります。

在米の講師から学ぶメリットは「アメリカ在住講師から英語を学ぶメリットと、オンラインで探す方法」で詳しく解説しています。

My Test CoachでのTOEFLの受講の形

My Test Coachでは、TOEFLは「英検準1級・1級・TOEFL・IELTS・TOEICコース」で受講でき、料金は次の表のとおりです。

プラン 料金 利用期限
1回(60分) $70 —
4回パッケージ $268 2か月
12回パッケージ $792 3か月
24回パッケージ $1,560 6か月

レッスンはZoomまたはGoogle Meetで行い、TOEFLに対応している講師は講師紹介のページで確認できます。

よくある質問

TOEFLのオンライン対策について、よくある質問をまとめました。

改訂前の教材は使えますか?

単語や読解の基礎練習には使えますが、WritingとSpeakingは問題の形式が変わっているため、仕上げには改訂後の公式問題を使ってください。

新スコアの4は、旧スコアの何点にあたりますか?

ETSは旧スコアの80点を新スコアの4に対応させていて、90点は4.5、100点は5にあたります。

相談だけでも受けられますか?

受講を決めていない段階でも、無料体験レッスンで現在のスコアや目標、勉強の進め方を相談できます。

無料体験レッスンは初回1回のみの45分で、お支払いやクーポンの入力は必要ありません。

受講を始めたあとも、レッスンの12時間前までのキャンセルであれば全額返金されます。

まとめ

TOEFLは2026年1月21日から、問題形式とスコアの表示が新しくなりました。

オンライン対策は、公式の無料問題で新しい形式を体験し、出願先の要件から目標スコアを決めるところから始めます。

ReadingとListeningは公式問題と復習で独学を進め、SpeakingとWritingは新形式を知っている人からのフィードバックを入れると、無理なく伸ばせます。

講師は、ネイティブかどうかより、問題ごとに何が評価されるかを説明でき、次に直す点を具体的に示せるかで選んでください。

My Test Coachの無料体験レッスンは、今の英語力とTOEFL対策の進め方を確認したいだけでも構いません。

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投稿者プロフィール

Manami Palmini
Manami Palmini
Manami Palmini(マナミ・パルミニ)/My Test Coach 講師・英語教育スペシャリスト
アメリカ・ニューヨーク在住。国際基督教大学大学院修了、ニューヨーク大学(NYU)大学院修了(芸術教育学・言語教育研究)。
英検1級/IELTS 8.0/TOEFL 100/TESOL(英語教授法)取得。早稲田アカデミー現役英語講師。
日本とアメリカで8年以上にわたり英語指導に従事し、現地校・日本人学校に通うお子さまの英語力育成、英検・TOEFL・IELTS対策、中学・高校・大学受験対策を担当しています。

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