海外在住で英検対策をオンラインで進める方法|効果的な学習ステップ

海外に住んでいると、英検の対策をどう進めればいいのか分からなくなりがちです。

日本のように塾や教材がすぐ手に入るわけではなく、周りに同じ試験を受ける子も多くありません。

それでもオンラインを使えば、日本にいる場合と変わらない水準で準備を進めることができます。

この記事では、海外在住のまま英検対策を進めるための学習ステップを、時期ごとの組み立て方まで含めて整理します。

海外在住の英検対策が難しくなる3つの理由

教材と情報が手に入りにくい

英検の問題集は日本国内向けに作られているため、現地の書店ではまず手に入りません。

電子書籍版であればすぐダウンロードできますが、そもそも「どの教材を使えばいいのか」を判断する情報が周りにない状態になりがちです。

日本の受験事情に触れる機会が少ないぶん、対策の方向性を自分で決めなければならないのが最初の壁です。

学習時間を確保しにくい

現地校の宿題は日本の学校より量が多く、課題や部活で平日が埋まってしまうこともあります。

補習校に通っている場合は週末も予定が入り、まとまった時間を取りづらくなります。

英検対策を「余った時間にやるもの」にすると、結局手をつけられないまま試験日が来てしまいます。

日本語で設問を読む機会が減る

英検の問題には日本語の指示文が含まれ、二次試験でも日本語で説明を受ける場面があります。

英語で生活している子どもほど、内容は分かっているのに設問の意図を取り違えるということが起こります。

「話せるのに落ちる」という結果になりやすいのは、英語力ではなく形式への慣れが足りないためです。

ステップ1|現在地を測って目標を決める

まず過去問を1回分、時間を計って解く

最初にやるべきことは、受けようとしている級の過去問を1回分、本番と同じ時間で解くことです。

何も対策していない状態の点数が、これからの計画の出発点になります。

英検の過去問は公式サイトで直近3回分が公開されているので、教材を買う前でも試すことができます。

技能ごとに点数を分解する

合計点だけを見ても、次に何をすべきかは分かりません。

リーディング・リスニング・ライティングのどこで落としているのかを分けて確認してください。

現地校に通う子どもは、リスニングは取れているのに語彙問題で落としているというパターンが多く見られます。

目標級と受験回をセットで決める

現在地が分かったら、どの級をいつの試験回で受けるかを決めます。

級だけ決めて受験回を決めないと、「もう少し力がついてから」と先延ばしになりがちです。

帰国後の受験で使う予定がある場合は、必要な級と取得時期から逆算して受験回を選びましょう。

ステップ2|技能ごとに進め方を変える

語彙は最初にまとめて入れる

英検の語彙問題では、日常会話ではあまり使わない硬い単語が問われます。

現地校で英語を使っていても、この部分だけは意識的に覚えないと埋まりません。

1日15分でよいので、受験する級の単語帳を最初の1か月で一巡させてください。

リーディングは設問の型に慣れる

長文自体は読めても、設問の聞き方に慣れていないと時間が足りなくなります。

過去問を解いたあと、間違えた設問がどのタイプだったのかを分類しておくと対策しやすくなります。

ライティングは添削を受けないと伸びない

英検のライティングは、内容・構成・語彙・文法の4観点で採点されます。

自分で書けても、どの観点で減点されているのかは自分では判断できません。

観点ごとに指摘を受けて書き直す作業を繰り返すことが、いちばん確実な伸ばし方です。

「英語として通じる文章」と「英検で点が付く文章」は別物だと考えてください。

二次試験は声に出して練習する

3級以上には二次試験(面接)があり、一次試験に合格した後に受けることになります。

面接では、イラストの説明や自分の意見を述べる問題が形式に沿って出されます。

頭の中で考えるだけでは本番の感覚がつかめないので、実際に声に出して答え、その場でフィードバックを受ける練習が必要です。

ステップ3|週単位のスケジュールに落とす

平日の放課後に固定枠をつくる

補習校に通っている場合、週末は日本の教科で埋まります。

英検対策は平日の放課後に固定枠を作り、曜日と時間を決めてしまうほうが続きます。

週1〜2回のレッスンと、その間の自習を組み合わせるのが現実的なペースです。

補習校と英検対策の両立については、次の記事でも詳しく整理しています。

3か月を1サイクルとして考える

英検は年に3回実施されるため、試験と試験の間はおよそ4か月です。

準備期間を3か月と考えて、以下のように区切ると計画が立てやすくなります。

時期 やること 目安
1か月目 過去問1回分で現在地を測る/語彙をまとめて入れる 週4〜5日・1回30分
2か月目 技能別に弱いところを重点的に埋める/ライティングの型を固める 週4〜5日・1回30〜45分
3か月目 時間を計って過去問を通しで解く/二次試験の受け答えを練習する 週2回の通し演習+個別指導

時間の目安は小学生から中学生を想定したものです。

上位級を狙う場合は、1回の学習時間を長めに取ってください。

現地校の繁忙期を避ける

学期の始まりや期末試験の前は、現地校の課題だけで手一杯になります。

どの時期が忙しくなるかは事前に分かっているので、そこを避けて受験回を選んでください。

忙しい時期は新しいことを増やさず、語彙の復習だけに絞るという判断も有効です。

オンラインで進めるときのポイント

時差を前提に固定枠を確保する

日本の講師にお願いする場合、アメリカ本土との時差は東部で13時間、太平洋岸で16時間あります(夏時間の場合)。

アメリカの平日夕方は日本の翌朝にあたるため、対応できる時間帯が限られます。

アメリカ在住の講師であれば同じ時間帯で生活しているので、放課後の枠を取りやすくなります。

グループより個別が向く場面がある

語彙や文法の知識を入れる段階は、教材を使った自習でも進められます。

一方でライティングの添削と二次試験の練習は、一人ひとり直すところが違うため個別指導のほうが効率的です。

すべてを個別指導にする必要はなく、自習で埋まらない部分だけを任せるという使い分けが現実的です。

講師の選び方は次の記事にまとめています。

家庭では進捗の確認だけを担当する

保護者が内容まで教えようとすると、負担が大きくなって長続きしません。

「今週の単語は終わったか」「過去問は何点だったか」を確認するところまでを担当し、中身の指導は講師に任せるほうがうまくいきます。

レッスンの料金や回数の組み方は、コース内容と料金のページにまとめています。

まとめ

海外在住の英検対策は、教材と時間の確保、そして日本語での設問理解という3つの壁があります。

まず過去問を1回分解いて現在地を測り、目標級と受験回をセットで決めるところから始めてください。

語彙とリーディングは自習で進め、ライティングと二次試験は指導を受けて埋めるのが効率的な分担です。

3か月を1サイクルとして週単位のスケジュールに落とし込めば、海外にいても日本と変わらない準備ができます。

講師との相性は、実際に一度受けてみないと分かりません。

My Test Coachでは初回レッスンを無料で試せますので、まずは1回受けてから判断してみてください。

投稿者プロフィール

Manami Palmini
Manami Palmini
Manami Palmini(マナミ・パルミニ)/My Test Coach 講師・英語教育スペシャリスト
アメリカ・ニューヨーク在住。国際基督教大学大学院修了、ニューヨーク大学(NYU)大学院修了(芸術教育学・言語教育研究)。
英検1級/IELTS 8.0/TOEFL 100/TESOL(英語教授法)取得。早稲田アカデミー現役英語講師。
日本とアメリカで8年以上にわたり英語指導に従事し、現地校・日本人学校に通うお子さまの英語力育成、英検・TOEFL・IELTS対策、中学・高校・大学受験対策を担当しています。

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