補習校で英検対策はできる?海外補習校での英検受験と効果的な準備方法
アメリカの補習校にお子さんを通わせている保護者から、「補習校で英検の対策もやってもらえるのか」という質問をよく受けます。
結論から言うと、補習校が英検の受験会場になっていることはあっても、対策授業まで行っている学校はほとんどありません。
受験の機会と、合格するための準備は別々に考える必要があります。
この記事では、補習校で英検を受けられる条件と、対策を学校の外でどう進めるかを整理します。
補習校と英検の関係

補習校が準会場になっているケース
アメリカの日系補習校の中には、英検の「準会場」として登録されているところがあります。
準会場とは、英検協会から認定を受けて、自校の在校生などを対象に英検を実施できる会場のことです。
この仕組みを使えば、子どもは通い慣れた場所で受験できます。
申し込みも学校を通して行えるため、保護者の手続きの負担が軽くなります。
自分の子どもが通う補習校が準会場かどうかは、学校の事務局か担任の先生に直接確認してください。
英検協会の公式サイトには準会場の一覧が掲載されていないため、学校に聞くのが最も確実です。
準会場で受けられる級は限られることがある
準会場で実施できる級は、団体ごとに異なります。
海外の本会場(ニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルル)では1級から3級までしか実施されないため、4級・5級は準会場が受験の中心になります。
逆に、準1級や2級を受けたい場合は、準会場ではなく本会場や英検S-CBTを探すことになるケースもあります。
どの級をどこで受けられるかは、会場の種類によって変わります。
会場ごとの違いは、次の記事で詳しく整理しています。
補習校のカリキュラムに英検対策は含まれないことが多い
補習校の授業は国語・算数(数学)・社会などが中心で、英語を教えていない学校がほとんどです。
週に1回、限られた時間で日本の教科を進めるカリキュラムのため、英検対策まで手を広げる余裕がないのが実情です。
準会場として英検を実施していても、対策授業まで担っているケースは多くありません。
つまり「補習校に通っているから英検も大丈夫」とはなりません。
受験の機会があることと、合格できる力がつくことは別の話だと考えてください。
補習校以外で英検対策を進める方法

市販の問題集で自習する
英検の問題集は、海外からでもオンラインで入手できます。
旺文社の「英検○級 過去6回全問題集」は本番と同じ形式で練習できるため、リーディングとリスニングの基礎固めに向いています。
電子書籍版を選べばすぐにダウンロードでき、日本から取り寄せる時間もかかりません。
まずは過去問を1回分解いて、今の実力と合格ラインの差を把握するところから始めてください。
自習だけでは埋まらない2つの穴
自習で対応しづらいのが、ライティングと二次試験(面接)です。
ライティングは自分で書けても、どこが減点されているのかを自分で判断することができません。
英検のライティングは内容・構成・語彙・文法の4観点で採点されるため、観点ごとに何が足りないかを指摘してもらう必要があります。
二次試験も同じで、実際に声に出して答え、その場でフィードバックを受ける練習をしないと本番の感覚がつかめません。
この2つは、独学のままでは伸びにくい領域です。
オンライン個別指導を活用する
英検に特化したオンライン個別指導であれば、ライティングの添削と二次試験の練習を効率よく進められます。
アメリカに住んでいても、日本の試験形式を熟知した講師から直接指導を受けられる点が大きな利点です。
英語が話せることと、英検の採点基準に沿って答えられることは別の能力です。
現地校で英語を使っている子どもほど、この差を埋める指導が効果を発揮します。
英検対策のオンライン個別指導をどう選ぶかは、次の記事にまとめています。
英検をいつから始めるか

小学生のうちに受験するメリット
英語圏で生活している小学生は、リスニングとリーディングで高い力を持っていることが多いです。
5級・4級・3級は比較的短期間で合格できるケースもあり、早めに挑戦することで級を積み上げていけます。
帰国後の中学・高校受験や大学入試では、英検の級が評価される場面が増えています。
小学生のうちから段階的に受験しておくと、あとの受験準備がぐっと楽になります。
英語圏で育った子がつまずきやすいところ
現地校に通う子どもがつまずきやすいのは、日本語での設問理解と、英検特有の出題形式です。
英検の問題は日本語の指示文で書かれている部分があり、内容は分かっても設問の意図を取り違えることがあります。
また、語彙問題では日常会話ではあまり使わない硬い単語が問われます。
「話せるのに落ちる」という結果になりやすいのは、この形式への慣れが不足しているためです。
中学生・高校生は目標を明確にする
中学生・高校生になると、受験する目的がはっきりしてきます。
帰国生入試の出願要件を満たすためなのか、大学入試での加点のためなのかによって、必要な級が変わります。
志望校の募集要項を調べたうえで、必要な級と取得時期を逆算してスケジュールを立ててください。
出願直前に慌てて受験しても、二次試験まで含めると結果が出るまでに時間がかかります。
補習校と英検対策を両立するコツ

平日の放課後にオンラインレッスンを入れる
補習校の授業は週末にあるため、平日の夕方は比較的余裕があります。
平日の放課後にオンラインレッスンを入れると、補習校の勉強と英検対策を並行して進められます。
週1〜2回のレッスンと、その間の自習を組み合わせるのが現実的なペースです。
現地校の繁忙期を避けて計画する
現地校の宿題量やテストの時期によっては、平日がまったく取れない期間もあります。
学期の始まりや期末試験の直前を避けて計画すると、無理なく続けられます。
英検の試験日から逆算して、忙しい時期に重ならないよう受験回を選ぶことも大切です。
二次試験まで見据えて計画する
3級以上を受ける場合、一次試験に合格すると後日あらためて二次試験があります。
海外では二次試験の実施状況が会場によって異なるため、一次試験の申し込み前に確認しておく必要があります。
1日で4技能が終わる英検S-CBTを選ぶという判断もあります。
レッスンの料金や回数の組み方は、コース内容と料金のページにまとめています。
まとめ
補習校は英検の受験機会を提供していることがありますが、対策授業まで担っているケースはほとんどありません。
英検対策は、市販教材での自習とオンライン個別指導を組み合わせて学校の外で進めるのが基本になります。
まずは補習校が準会場かどうかを学校に確認し、そのうえで対策の計画を別に立ててください。
アメリカに住んでいても、オンラインを使えば日本と変わらない水準で準備を進めることができます。
講師との相性は、実際に一度受けてみないと分かりません。
My Test Coachでは初回レッスンを無料で試せますので、まずは1回受けてから判断してみてください。
レッスン内容や進め方について確認したいことがあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

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Manami Palmini(マナミ・パルミニ)/My Test Coach 講師・英語教育スペシャリスト
アメリカ・ニューヨーク在住。国際基督教大学大学院修了、ニューヨーク大学(NYU)大学院修了(芸術教育学・言語教育研究)。
英検1級/IELTS 8.0/TOEFL 100/TESOL(英語教授法)取得。早稲田アカデミー現役英語講師。
日本とアメリカで8年以上にわたり英語指導に従事し、現地校・日本人学校に通うお子さまの英語力育成、英検・TOEFL・IELTS対策、中学・高校・大学受験対策を担当しています。
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