英検の海外受験会場(アメリカ)|都市別の会場情報と選び方
アメリカに住んでいて英検を受けたいとき、「近くに会場はあるのか」「どうやって申し込むのか」と迷う方は多いです。
英検はアメリカ国内でも受験できますが、日本国内と比べると会場数は限られています。
さらに、受験する方法によって会場も受けられる級も変わるため、最初に全体像をつかんでおくことが大切です。
この記事では、アメリカで英検を受験する3つの方法と、会場選びで確認しておきたいポイントを整理します。
アメリカで英検を受験する3つの方法

アメリカで英検を受ける方法は、大きく3つに分かれます。
1つ目は、英検協会が直接運営する「海外本会場」で従来型の英検を受ける方法です。
2つ目は、コンピューターで受験する「英検S-CBT」の海外会場を使う方法です。
3つ目は、日系補習校などが運営する「準会場」で受験する方法です。
どれを選ぶかによって、受験できる級も二次試験の受け方も変わります。
それぞれの特徴を順に見ていきます。
| 海外本会場(従来型) | 英検S-CBT | 準会場 | |
|---|---|---|---|
| アメリカの実施都市 | ニューヨーク ロサンゼルス ホノルル |
ロサンゼルス ニューヨーク デトロイト サンノゼ ヒューストン |
日系補習校など (団体ごとに異なる) |
| 受験できる級 | 1級〜3級 (4級・5級は不可) |
準1級〜3級 (1級は不可) |
団体による (4級・5級が中心) |
| 試験の回数 | 一次試験と二次試験の2回 | 1日で4技能が完結 | 団体による |
| 申し込み | インターネットのみ | インターネット | 各団体へ問い合わせ |
| 向いている人 | 1級を受けたい人 会場が近い人 |
会場まで遠い人 面接が苦手な人 |
補習校に通う子ども |
海外本会場(従来型)で受験する

アメリカの本会場はニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルルの3都市
英検の海外本会場は、世界でロンドン・ニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルルの4都市に設けられています。
このうちアメリカ国内にあるのは、ニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルルの3都市です。
シカゴやシアトル、ダラスなどには本会場が設けられていないため、これらの地域にお住まいの場合は準会場やS-CBT、一時帰国での受験を検討することになります。
受験できるのは1級から3級まで
海外本会場で受験できるのは1級から3級までです。
4級と5級は海外本会場では実施されていません。
お子さんが4級・5級から始めたい場合は、準会場を探す必要があります。
二次試験も海外本会場で実施される
海外本会場では、一次試験だけでなく二次試験(面接)も実施されます。
面接時間の目安は、1級が約10分、準1級が約8分、2級が約7分、準2級が約6〜7分、3級が約5分です。
集合時間は二次受験票で指定され、時間変更の希望は受け付けられません。
なお一次試験の解答用紙には二次試験の受験希望地を記入する欄があり、一次試験とは別の会場で二次試験を受けることもできます。
申し込みはインターネットのみ
海外本会場の申し込みは、インターネット申込のみに限られています。
願書を郵送する方法には対応していないため、申込期間内にオンラインで手続きを済ませてください。
英検S-CBTの海外会場を使う

アメリカでは5都市で実施されている
英検S-CBTの海外会場は、アメリカではロサンゼルス・ニューヨーク・デトロイト・サンノゼ・ヒューストンの5都市で実施されています。
アメリカ以外では、ロンドン・デュッセルドルフ・トロントにも会場があります。
本会場のないデトロイトやサンノゼ、ヒューストンでも受験できるのは、S-CBTならではの利点です。
1日で4技能が終わる
S-CBTはコンピューターを使い、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を1日で受験する方式です。
一次試験と二次試験に分かれていないため、面接のために別の日にもう一度会場へ行く必要がありません。
会場が遠く移動に時間がかかる場合ほど、この違いは大きなメリットになります。
スピーキングはマイクに向かって解答を録音する形式なので、対面の面接で緊張しやすい方にも向いています。
受験できる級は準1級から3級
S-CBTで受験できるのは準1級・2級・準2級・3級です。
1級は対象外のため、1級を目指す場合は海外本会場か日本国内での受験になります。
補習校などの準会場で受験する

日系補習校が準会場になっているケース
アメリカの日系補習校(週末に日本語や日本の科目を学ぶ学校)が、英検の準会場になっていることがあります。
お子さんが補習校に通っている場合は、まず学校に英検の実施予定があるかを確認してみてください。
対象は在校生や関係者が中心
準会場での受験は、その団体の在校生や関係者を対象としていることが多く、誰でも申し込めるとは限りません。
対象者の範囲や申込方法は団体ごとに異なるため、詳細は各団体へ直接問い合わせる必要があります。
4級・5級は準会場が中心になる
海外本会場では4級・5級が実施されないため、この2つの級は準会場での受験が中心になります。
たとえばニューヨーク育英学園では、1級から3級は海外本会場、4級・5級は海外準会場として実施されています。
会場を選ぶときに確認したい4つのこと

自宅からの移動時間と当日の集合時間
アメリカは都市間の距離が長く、会場まで車で数時間かかることも珍しくありません。
試験は午前から始まることが多いため、前日の移動やホテルの手配が必要になるケースもあります。
お子さんの受験では保護者が同行することがほとんどなので、家族全体のスケジュールとして考えておきましょう。
受験したい級が実施されるか
すべての会場ですべての級が実施されるわけではありません。
前述のとおり、海外本会場では4級・5級が実施されず、S-CBTでは1級が実施されません。
申し込む前に、自分が受けたい級がその会場と方式で実施されるかを必ず確認してください。
二次試験まで含めた受験計画
従来型で受験する場合、一次試験に合格すると後日あらためて二次試験を受けることになります。
一次から二次まで期間が空くため、その間の面接対策をどう進めるかも合わせて考えておくと安心です。
二次試験まで1日で終えたい場合は、S-CBTを選ぶという判断もあります。
身分証明書は原本が必要
受験当日は、英検協会が定める顔写真付き身分証明書の原本提示が求められます。
スマートフォンの画面に表示した受験票や身分証は認められません。
必要書類を忘れると受験できなくなるため、前日までに現物をそろえておいてください。
近くに会場がない場合の選択肢

英検S-CBTの会場を探す
本会場のない都市に住んでいても、S-CBTの会場が近くにあれば受験できます。
まずは本会場とS-CBTの両方の会場一覧を見比べてみてください。
一時帰国に合わせて日本で受験する
夏休みや冬休みの一時帰国に合わせて、日本で受験する方法もあります。
日本国内は会場数が多く、日程も選びやすいというメリットがあります。
帰国のタイミングと試験日程が合うかどうかを、早めに確認しておきましょう。
オンライン指導で準備を進める
どの会場で受験するとしても、合否を分けるのは本番までの準備です。
アメリカに住んでいても、オンラインの個別指導であれば日本の試験対策に精通した講師から指導を受けられます。
特にライティングと二次試験の面接は、独学では減点の理由が分かりにくい分野です。
英検対策をオンラインの個別指導で進めるか検討している方は、英検オンライン個別指導の選び方|スコアが伸びる講師と続けられる環境を探す方法もあわせてご覧ください。
二次試験の対策を具体的に知りたい方は、英検準1級 二次試験対策|面接で落ちる人の共通点と合格するための準備手順で手順を解説しています。
まとめ
アメリカで英検を受験する方法は、海外本会場・英検S-CBT・準会場の3つです。
海外本会場はニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルルの3都市で、1級から3級まで一次試験と二次試験の両方を受験できます。
英検S-CBTはロサンゼルス・ニューヨーク・デトロイト・サンノゼ・ヒューストンの5都市で、準1級から3級を1日で受験できます。
4級・5級を受ける場合は、補習校などの準会場を探すことになります。
会場の設置状況や日程は試験回ごとに変わるため、申し込みの前に必ず英検公式サイトで最新情報を確認してください。
レッスンの料金や回数の組み方は、コース内容と料金のページにまとめています。
講師との相性は、実際に一度受けてみないと分かりません。
My Test Coachでは初回レッスンを無料で試せますので、まずは1回受けてから判断してみてください。
レッスン内容や進め方について確認したいことがあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

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Manami Palmini(マナミ・パルミニ)/My Test Coach 講師・英語教育スペシャリスト
アメリカ・ニューヨーク在住。国際基督教大学大学院修了、ニューヨーク大学(NYU)大学院修了(芸術教育学・言語教育研究)。
英検1級/IELTS 8.0/TOEFL 100/TESOL(英語教授法)取得。早稲田アカデミー現役英語講師。
日本とアメリカで8年以上にわたり英語指導に従事し、現地校・日本人学校に通うお子さまの英語力育成、英検・TOEFL・IELTS対策、中学・高校・大学受験対策を担当しています。
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