アメリカから英検を受験する方法|申し込み手順から当日の流れまで
アメリカから英検を受けると決めたあとに迷いやすいのが、申し込みの手続きと当日の流れです。
海外本会場は日本国内の受験とルールが違う部分があり、受験票の届き方や持ち物の規定も独自です。
書類を1つでも忘れると受験を断られてしまうため、事前の準備がそのまま合否の前提になります。
この記事では、アメリカから英検を受験するときの申し込み手順と、一次試験・二次試験当日の流れを整理します。
申し込みの前に決めておく2つのこと

どの受験方式を使うかを決める
アメリカで英検を受ける方法は、海外本会場・英検S-CBT・準会場の3つに分かれます。
方式によって受験できる級も、会場のある都市も、二次試験の受け方も変わります。
申し込みページに進む前に、まずどの方式で受けるかを決めておいてください。
それぞれの違いと会場の一覧は、次の記事にまとめています。
受けたい級がその方式で実施されるか確認する
海外本会場で受験できるのは1級から3級までで、4級・5級は実施されていません。
英検S-CBTで受験できるのは準1級から3級までで、1級は対象外です。
4級・5級を受けたい場合は、補習校などの準会場を探すことになります。
申し込み画面に進んでから「その級がない」と気づくケースが多いので、先に確認しておきましょう。
海外本会場の申し込み手順

申し込みはインターネット申込のみ
海外本会場の申し込みは、インターネット申込のみに限られています。
願書を郵送する方法には対応していないため、申込期間内にオンラインで手続きを完了させる必要があります。
申し込みは会場ごとの専用ページから行い、ニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルルそれぞれに窓口が分かれています。
申し込み前に同意が必要な項目がある
申し込みを進める前に、個人情報保護方針と受験規約への同意が求められます。
申込画面では、試験日程・受験会場・申込級を自分で選んで確定させる形になります。
選び間違えたまま確定してしまうと後から直せないため、確認画面で一度手を止めて見直してください。
申込完了後は受験地の変更もキャンセルもできない
英検協会は、申込完了後の受験地の変更およびキャンセルは受け付けないとしています。
また、同一回に同じ級を重複して申し込み・受験することもできません。
「とりあえず押さえておく」という申し込み方ができないので、日程と会場を確定させてから手続きに入りましょう。
受験票はメールで届く

一次受験票/本人確認票はメールのみ
海外本会場では、一次受験票と本人確認票がメールのみで送られます。
到着予定は一次試験の5日前までで、件名は「(英検/重要)一次受験票 / 本人確認票」です。
迷惑メールフォルダに振り分けられることがあるため、5日前を過ぎても届かない場合はまず迷惑メールを確認してください。
必ず印刷して持参する
メールで届いた受験票は、印刷して当日持参する必要があります。
スマートフォンの画面に表示したものは書類として認められません。
海外では自宅にプリンターがない家庭も多いので、印刷できる場所を前日までに確保しておきましょう。
証明写真は自分で用意する
受験票に貼る証明写真は、タテ3cm×ヨコ2.4cm、6ヶ月以内に撮影したものが必要です。
サングラスやマスクで顔が隠れていないものを用意してください。
アメリカの証明写真は2×2インチのパスポートサイズが一般的なので、英検指定のサイズに切り出す作業が必要になります。
一次試験当日の流れ

集合時間は級によって違う
一次試験は級ごとに入場時間・着席時間・開始時間が分かれています。
参考として、ニューヨーク受験会場の一次試験のタイムテーブルは以下のとおりです。
| 級 | 入場 | 着席 | 試験開始 | 試験終了 |
|---|---|---|---|---|
| 準1級 | 8:40 | 9:20 | 10:00 | 12:05 |
| 準2級プラス | 8:50 | 9:30 | 10:10 | 12:05 |
| 3級 | 9:05 | 9:45 | 10:25 | 12:00 |
| 1級 | 12:40 | 13:20 | 14:00 | 16:20 |
| 2級 | 12:50 | 13:30 | 14:10 | 16:05 |
| 準2級 | 12:50 | 13:30 | 14:10 | 16:00 |
準1級・準2級プラス・3級は午前、1級・2級・準2級は午後の実施です。
時間は会場や試験回によって変わるため、必ず自分の受験票に記載された時間を確認してください。
当日の持ち物は5点
一次試験当日に必要なものは、一次受験票/本人確認票の印刷物、証明写真、顔写真付き身分証明書の原本、HBの黒鉛筆と消しゴム、音の出ない腕時計の5点です。
英検協会は、これらの持参書類をすべて忘れた受験者は受験を断ると明記しています。
腕時計はスマートウォッチが使えないため、アナログかデジタルの時計を別に用意しておく必要があります。
身分証明書は有効期限内の原本のみ
顔写真付き身分証明書として認められるのは、学生証・運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・社員証・在留カード・特別永住者証明書・障害者手帳です。
コピー、スマートフォンで撮影した画像、有効期限が切れたものはいずれも認められません。
アメリカ在住のお子さんの場合は、現地校の学生証かパスポートを使うのが一般的です。
パスポートの有効期限が試験日より前に切れていないかを、申し込みの段階で確認しておいてください。
一次試験の解答用紙に二次試験の希望受験地を書く
一次試験の解答用紙には、二次試験の希望受験地を記入する欄があります。
つまり、一次試験を受ける時点で二次試験をどこで受けるかを決めておく必要があります。
一次試験とは別の会場で二次試験を受けることもできるので、移動距離や家族の予定を踏まえて考えておきましょう。
二次試験当日の流れ

対象は3級以上
二次試験(面接)の対象は、1級・準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級です。
一次試験に合格すると、後日あらためて面接試験を受けることになります。
面接時間は級によって約5〜10分
面接時間の目安は級ごとに決まっています。
| 級 | 面接時間の目安 |
|---|---|
| 1級 | 約10分 |
| 準1級 | 約8分 |
| 2級 | 約7分 |
| 準2級プラス | 約7分 |
| 準2級 | 約6分 |
| 3級 | 約5分 |
集合時間は二次受験票で指定され、時間変更の希望は受け付けられません。
二次試験の持ち物は6点
二次試験には、二次受験票、一次受験票/本人確認票の印刷物、証明写真、顔写真付き身分証明書の原本、HBの黒鉛筆またはシャープペンシルと消しゴム、音の出ない腕時計を持参します。
一次試験で使った受験票を二次試験でも使うため、試験が終わっても捨てずに保管しておいてください。
二次受験票はメールと郵送の両方で届き、メールは試験の5日前までに英検協会のドメイン(eiken.or.jp)から送られます。
郵送分は一次試験の個人成績表に添付される形で届きます。
お子さんが受験する場合の注意点

保護者は試験教室に入れない
試験当日、保護者や同伴者が試験教室内に入ることは断られる場合があります。
付き添えるのは試験会場の入口付近までです。
受験票と身分証明書はお子さん自身が持って教室に入るため、紛失しないようにクリアファイルなどにまとめて持たせてください。
解答用紙の書き方を家で練習しておく
年少者は解答用紙の記入方法で迷うことが多く、試験中は試験官が質問に答えられません。
英検協会も、保護者が記入見本を作っておくことを推奨しています。
試験開始前までは見本を見ながら記入できるので、当日は見本を一緒に持たせておくと安心です。
合格するための準備は申し込みとは別に考える

自習で埋まらないのはライティングと面接
手続きの準備が整っても、合否を分けるのは本番までの学習です。
独学で伸ばしにくいのがライティングと二次試験の面接で、どちらも自分では減点の理由が分かりません。
英検のライティングは内容・構成・語彙・文法の4観点で採点されるため、観点ごとに指摘を受ける必要があります。
オンライン個別指導で補う
アメリカに住んでいても、オンラインの個別指導なら日本の試験形式を熟知した講師から直接指導を受けられます。
英語が話せることと、英検の採点基準に沿って答えられることは別の能力です。
講師の選び方は次の記事にまとめています。
レッスンの料金や回数の組み方は、コース内容と料金のページにまとめています。
まとめ
アメリカから英検を受験する場合、海外本会場の申し込みはインターネット申込のみで、完了後の受験地変更やキャンセルはできません。
一次受験票と本人確認票はメールのみで届き、印刷して持参する必要があります。
当日は受験票・証明写真・顔写真付き身分証明書の原本・筆記用具・音の出ない腕時計の5点が必須で、忘れると受験できません。
一次試験の解答用紙で二次試験の希望受験地を記入するため、申し込みの段階から二次試験まで見通しを立てておきましょう。
試験日程や規定は回ごとに変わることがあるので、申し込み前に必ず英検公式サイトで最新情報を確認してください。
講師との相性は、実際に一度受けてみないと分かりません。
My Test Coachでは初回レッスンを無料で試せますので、まずは1回受けてから判断してみてください。
レッスン内容や進め方について確認したいことがあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

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Manami Palmini(マナミ・パルミニ)/My Test Coach 講師・英語教育スペシャリスト
アメリカ・ニューヨーク在住。国際基督教大学大学院修了、ニューヨーク大学(NYU)大学院修了(芸術教育学・言語教育研究)。
英検1級/IELTS 8.0/TOEFL 100/TESOL(英語教授法)取得。早稲田アカデミー現役英語講師。
日本とアメリカで8年以上にわたり英語指導に従事し、現地校・日本人学校に通うお子さまの英語力育成、英検・TOEFL・IELTS対策、中学・高校・大学受験対策を担当しています。
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