英検に何度も落ちる子の勉強法|成績表から見直す3つの順番と、一次免除の使い方
英検を何回受けても、あと少しのところで届かない。
単語帳も過去問もやっているのに結果が変わらず、次に何をすればいいのか分からなくなっている。
何度も落ちるときに見直したいのは勉強の量ではなく、成績表を読まないまま前回と同じ勉強を繰り返していないかどうかです。
この記事では、成績表を3つの順番で読んで次の検定日までの計画に落とす方法と、二次で落ちた場合の一次試験免除の使い方を整理します。
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何度も落ちるときは、成績表を読む順番を決める
英検の合格基準スコア(英検CSEスコア)は級ごとに固定されているため、違う回に同じ級を受けた結果も数値でそのまま比べられます。
何度も受けているお子さんほど、手元にある複数回分の成績表が、次の勉強を決めるいちばんの材料になります。
出典:日本英語検定協会|英検CSEスコアでの合否判定方法について
一次試験の成績表に載っている項目
英検協会が公開している一次試験の個人成績表のサンプルには、次の項目が並んでいます。
| 成績表の項目 | 書かれていること | 使う順番 |
|---|---|---|
| 一次試験受験結果詳細 | 技能別の英検CSEスコア、合計スコア、技能別のCEFRレベル | 順番1・2 |
| 英検バンド | 合格基準スコアからの距離 | 順番1 |
| 技能別正答数 | 正答数と正答率、合格者と全受験者の平均正答率 | 順番2 |
| 大問別正答数 | 大問・Partごとの正答数(ライティングは観点別の得点)と出題のねらい | 順番3 |
| 解答状況 | 問題ごとの正解番号と正誤 | 順番3 |
出典:日本英語検定協会|英検CSEスコアとは(英検の成績表を見てみよう)
スコアの算出の仕組みは英検CSEスコアの仕組み|「できたはずなのに落ちた」が起きる理由で詳しく解説しています。
順番1|合格基準との差と英検バンドで「あと何点か」を出す
最初に見るのは、合計スコアが合格基準スコアにどれだけ足りなかったかです。
合計スコアと合格基準の差を書き出す
一次試験は3技能の合計スコアで、二次試験はスピーキングのスコアだけで合否が判定されます。
| 級 | 一次試験の合格基準スコア | 二次試験の合格基準スコア |
|---|---|---|
| 1級 | 2028 | 602 |
| 準1級 | 1792 | 512 |
| 2級 | 1520 | 460 |
| 準2級プラス | 1402 | 427 |
| 準2級 | 1322 | 406 |
| 3級 | 1103 | 353 |
例えば2級の一次で合計が1470なら、足りなかったのは50点です(数値は説明用の例)。
英検バンドを回ごとに並べる
英検バンドは、合格基準スコアを起点にスコアを25点刻みで区切った表示で、基準を下回ると数字の前に「−」が付きます。
不合格が続いている場合は、過去の成績表のバンドを古い順に並べてみてください。
マイナスが回ごとに小さくなっていれば今の勉強は効いていて、同じ位置で止まっていれば勉強の中身を変える時期です。
出典:日本英語検定協会|英検CSEスコアとは(合格基準スコア・英検バンド)
順番2|技能別のスコアと正答率で「一番低い技能」を決める
英検は問題数に関係なく各技能にスコアを均等に配分しているため、伸びしろが大きいのは一番低い技能です。
合格者の平均正答率との差を見る
成績表の「技能別正答数」には、自分の正答率と並んで、合格者と全受験者の平均正答率が表示されます。
合格者の平均との差が一番大きい技能が、次の受験までに時間を一番多く割く技能です。
回をまたぐ比較は正答数ではなくスコアで
同じ正答数でも回によってスコアは異なるため、前回より正答数が増えたかどうかだけで伸びを判断しないでください。
回をまたいで比べるときは技能別のCSEスコアを、同じ回の中では合格者の平均正答率を使うと、見誤りが減ります。
現地校に通っていてリスニングは届いているのに、ライティングや語彙の問題で合計を落としているケースもあります。
技能ごとの原因の違いは英語は話せるのに英検に受からない理由|現地校に通う子がつまずく4つのポイントで詳しく解説しています。
どの技能から手を付けるか迷う場合は、無料体験レッスンで成績表を見ながら相談できます。
順番3|大問別の正答数と解答状況で「何を練習するか」まで落とす
「リーディングを頑張る」のままでは、毎回同じ勉強に戻ってしまいます。
リーディングとリスニングは大問・Partごとに見る
成績表では、リーディングは大問ごと、リスニングはPartごとに正答数が分かれて表示されます。
短文の語句空所補充で落としているなら語彙、長文の大問で落としているなら読み方の練習が中心です。
解答状況で長文の後半だけ×が続いていれば、読む力より時間配分を先に見直します。
ライティングは観点別の得点を見る
ライティングの欄には、内容・構成・語彙・文法の観点ごとの得点が表示されます。
英検協会が公開している解答にはライティングの解答例も載っているので(2026年度第1回 2級で確認)、自分の答案と並べて、低かった観点の足りない部分を確かめられます。
観点別の直し方は英検ライティングの「型」|海外在住の子がやりがちな減点パターン(準2級〜準1級)で詳しく解説しています。
次の検定日から逆算して計画を立てる
弱点を絞れたら、次の検定日までの週数に当てはめます。
結果が出た日から次の一次試験までの週数を数える
英検の従来型は年3回なので、一次試験のウェブ合否が出てから次の回の一次試験までは、回によって3〜4か月ほどです。
アメリカの海外本会場は、日本国内の本会場と試験日が異なることがあるので、日程は受ける会場の案内で確かめてください。
試験日と申し込みの手順は「アメリカから英検を受験する方法|申し込み手順から当日の流れまで」で詳しく解説しています。
前半は弱点の大問、後半は通し練習に分ける
次の一次試験までの期間の前半は、順番3で絞った大問だけに時間を使います。
後半は、英検協会が公開している過去1年分(3回分)の過去問を本番と同じ時間で解くと、弱点の練習と通し練習が混ざりません。
講師と計画を組む場合の選び方は英検オンライン個別指導の選び方と進め方|海外在住の子が自宅で伸ばす3ステップで詳しく解説しています。
一次合格・二次不合格なら、一次試験免除で二次から受け直す
一次は通っているのに二次で落ちた場合は、次の回で一次から受け直す必要はありません。
一次試験免除の条件と期限
1級〜3級の一次試験に合格し、二次試験が不合格または棄権(欠席)だった方は、次回以降の申込時に一次試験免除を申請すると、二次試験から受けられます。
免除資格は二次試験のウェブ合否公開時刻から使えるようになり、翌年度の同じ回まで申請できます。
申請には「合格した検定回」と「個人番号」が必要
本会場で受ける場合は、申込時の「一次試験免除申請欄」に、一次試験に合格したときの検定回と個人番号を記入・入力します。
この個人番号は成績表の氏名欄の横に、英検IDや受験地番号と並んで載っている英検の番号なので、成績表は捨てずに保管してください。
検定料は通常と同じ額が必要で、二次試験の希望受験地も申込時に指定します。
二次の成績表で落とした分野を確認する
二次試験の個人成績表には、分野ごとの得点と配点、評価のポイントが載っているので、一番低い分野から練習します。
2級の面接で話せる子が落としやすい答え方は、英検2級の面接で落ちる理由|話せる子の5つの失点パターンと対策で詳しく解説しています。
準1級の面接の流れや答え方の準備は英検準1級 二次試験対策|面接で落ちる人の共通点と合格するための準備手順で詳しく解説しています。
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よくある質問
英検に何度も落ちているご家庭からよく聞かれる質問です。
同じ級に何度も落ちています。級を下げたほうがいいですか?
英検バンドを回ごとに並べてマイナスが縮まっているなら、同じ級を続ける意味があります。
位置が変わらず、技能別のCEFRレベルが表示されない技能がある場合は、その技能の基礎から積み直す時期かもしれません。
前の回の成績表をなくしてしまいました
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まとめ
英検に何度も落ちるときは、勉強量を増やす前に、成績表を3つの順番で読み直します。
順番1は合格基準との差と英検バンドで「あと何点か」を出すこと、順番2は合格者の平均正答率と比べて「一番低い技能」を決めること、順番3は大問別の正答数と解答状況で「練習する形式」まで絞ることです。
一次に合格して二次で落ちた場合は、一次試験免除で翌年度の同じ回まで二次から受け直せるので、成績表の個人番号を控えておいてください。
お子さんの成績表をどう読めばいいか分からない段階でも、一度ご相談ください。
成績表をもとに、次の受験までの計画を在米の講師と立てられます
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投稿者プロフィール

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Manami Palmini(マナミ・パルミニ)/My Test Coach 講師・英語教育スペシャリスト
アメリカ・ニューヨーク在住。国際基督教大学大学院修了、ニューヨーク大学(NYU)大学院修了(芸術教育学・言語教育研究)。
英検1級/IELTS 8.0/TOEFL 100/TESOL(英語教授法)取得。早稲田アカデミー現役英語講師。
日本とアメリカで8年以上にわたり英語指導に従事し、現地校・日本人学校に通うお子さまの英語力育成、英検・TOEFL・IELTS対策、中学・高校・大学受験対策を担当しています。
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